台湾、ゴルフとグルメの旅

鈴木 孝史 会員

はじめに

 LSC同好会に入会したからにはせめて年に1度、海外でゴルフをしたいと考えていました。
そこへ台湾の名門ゴルフ場でのプレーのお誘い。早速幹事へ参加表明をリメールしました。
初めての海外ゴルフで不安もありましたが、事前の打合会やその後の懇親会などで、幹事やメンバーの親身な説明を聞き、不安がなくなり期待が高まってきました。

スケジュール

 旅の予定はゴルフが中心なので
1日目  成田発午前便で到着後市内観光
2日目  美麗華カントリークラブ
3日目  終日フリー(ゴルフ組と観光組に分かれる)
4日目  台湾ゴルフ倶楽部(旧淡水カントリークラブ)
5日目  午前フリー 午後便で帰る
朝食4回付、夕食はフリー

10月25日(月)

 出発前に職場の同僚から 「台風が来ているぞ」 といわれていたし、インターネットの 「世界の天気」 でも台風24号が台湾に向かっていた。案の定成田に着いたらチェックインがまだ始まっていなかった。台風24号が台湾の辺りに居座っているらしい。成田の空はまだ青空だというのに。

台風24号の進路 10月25日3時の気象衛星画像

結局8時間遅れで出発した。台風に向かって飛ぶので不安であったが、それほどゆれることもなかった。ただ、着地の時は 「ドスン!」 という感じで着いたが、無事到着した。いやはや波乱の幕開けとなった。
9時半過ぎにホテルに着いたので、1階のレストランで軽く夜食をとる。いざオーダーする時になって、あれをとる、いやこれがいいで大騒ぎ。 I女史がふっと 「これから先が思いやられるわ」

10月26日(火)

 送迎バスに乗りいざ美麗華カントリークラブへ。
ところが台風一過で晴天の筈が途中で雨が降り出した。 「こんなんじゃプレーにならないな、クローズにならないかなぁ。」 誰ともなくぼやきが聞こえる。
それでもプレーが始まる頃には雨も止んで1度も傘をさすことはなかった。日頃の行いでしょうか。コースは池を配した日本のような美しい景観のゴルフ場だ。カートは2人乗りなので1組2台、キャディは2人につき1人つく。
前のカートは太めのキャディに体格のいい男2人、こちらはスレンダーなキャディに余裕で細めの2人。ゴルフバッグを積むときにはよく考えましょう。
他にプレーをしている人はなく、コースからレストラン風呂まで貸切り状態。

美麗華カントリークラブ 屋台の店、皿は大分片づけた

 さて、待ちに待った台湾の夜、グルメ!
T幹事の案内である百貨店の裏へ。屋台をやっていたマスターが屋根の下で屋台を続けているといった感じの店。長テーブルに椅子が9脚。ビールを頼むと缶ビールが出てくる。コップなどはつかない。紹興酒や他の酒類はなく缶ビールのみ。一皿に盛られる量は少ないと聞いたので沢山頼む。
その内テーブルに乗せ切れなくなり皿を小鉢の上に重ねておいたり、とにかくメニューを全部制覇しようかという勢いで頼んだ。どれも全部美味い。台湾ではふらっと入った店でもはずれがないと良く聞くが本当だ。お店の中では他にも5〜6個のテーブルがあり、他のお客さん(現地の台湾人)でいっぱいだったが、1番うるさいのはこの日本人のテーブルだった。
もうこれ以上食えないとなってお勘定を頼む。計算中にいくらになるかをみんなで当て合った。
自分は居酒屋の平均より安く見て1人2,000円、計6,000元。他の人も安くても4,500元と推測する。
正解は9人で3,210元(NT$)! 1人1,000円ちょっと。ビールは原価だったのか?
こんな所はツアーでは絶対に来られない。旅の達人に感謝!

10月27日(水)

 市内観光とゴルフ組、2グループに分かれる。
市内観光は1日目の到着が遅れて出来なかったものを今日に変更して貰った。ゴルフ組は台風の傷跡の残る幸福カントリーへ行く。乗用カートはなくキャディは1人。風がいつも強いらしく木の枝が片側にしか生えていない。風が強いせいで最悪のスコアで回る。(今日もいいわけには困らない)

この写真を撮ったときは風はなかった

 グルメ2日目の夜はお待ち兼ねの海鮮料理。T氏の案内でちょっと高級そうなお店に入る。
フカヒレ、アワビ等豪華版。それに今夜は紹興酒を頼む。やはり中華には紹興酒が合う。
ここでもたらふく飲んで食って騒いで1人5,000円足らず。日本で頼めば1品5,000円のものだ。

竹家荘 あわびとレタスのあんかけ、真ん中の皿にはアヒルののど仏

10月28日(木)

 いよいよ名門、台湾ゴルフ倶楽部(旧淡水カントリークラブ)へ。
ここのキャディはプロを目指す男だけ。ここもカートは2人乗りなのでキャディは2人。うち1人はハンディ0.。コースは木でセパレートされた美しいコースだった。ただ、グリーンが荒れていてパターを打ったらゴロゴロ飛び跳ねていた。

アジアで唯一、世界50コースの一つ

ハーフを折り返してから奇跡が起きた。H氏が「入っちゃった」といってから始まったパーの嵐。
終わってみればボギーなし、バーデイ2個、ハーフ34。自己新記録を出してしまった。
ハンデイ0のキャディに「明日、プロテスト受けるね」と云わせてしまった。
そう、いっしょに回ったH氏はプロ並だったのだ。
 グルメ3日目の夜、広東ダックの店を予約した。 I女史が「広東ダックと北京ダックの違いはな〜に?」 と聞いたので、「広東ダックは広東語を話し、北京ダックは北京語を話す」といわれ一同大笑い。ワインを頼む。葡萄酒のように甘くて飲みやすい。今日もお勘定が楽しみ。
結果、しめて1人2,750円。 「さくら水産」と同じくらいだといってみんなびっくり!

お客の前に持ってきてみせる。持ってこないところは怪しい。 唯一日本語を話せる副長が切り分けてくれる

 最後の夜ということもあって二次会へ。お店の人に聞いたカラオケ店へくり出す。
最初に受付で交渉し、1時間1人69元(NT$)230円 でソフトドリンク付、アルコールは別会計との事。
広い部屋に通される。曲は少ないが日本語のメニューもある。
ハテ?ここはカラオケ同好会だったのかな?と思うほど皆さん芸達者な面を発揮する。

日本語の歌詞のカラオケ

最後に支払いでトラブルが起きる。インクルードされているはずのソフトドリンクを請求してきたのだ。
S会長がおかしいと云ってT氏が堪能な英語で交渉し、見事当初の支払いでOKになった。
旅の達人は人生の達人であることを垣間見た瞬間だった。

終わりに

 足の痛みに悩みながらも色々な情報を探し回ってグルメの旅を満喫させてくれたT幹事。
「そんなことどうでもいいのよ」 が口癖のI女史。
それにめげず話の腰を折るM氏、同調するT氏。
色々な美食を堪能したS女史。
そんなやりとりをにこやかに見守るS会長夫妻。
自己新記録を出して満足げなH氏。
初参加の自分にはすべてが感謝の毎日でした。
 こうして笑いと美食の感動の5日間はあっという間に終わってしまいました。この拙文ではとてもすべてを伝えきれるものではありません。
今回参加出来なかった方には次回是非参加されて、同じ感動と笑いと美食を分かち合っていただけたらと思います。

次回の計画
タイ極め付け旅行・・ゴルフ中心、それにグルメ名所旧跡遺跡の旅
時期: 平成17年2月14日(月)から2月24日(木)11日間
見るところが多いバンコク・・・ゴルフ中心の旅、その他、王宮、水上マーケットなど
参加者募集中です。(同好会会員以外も歓迎)
申し込みはmtake1756@nifty.com まで

また、ゴルフ同好会に参加希望の方はkazue-vi@nyc.odn.ne.jp までお気軽にどうぞ。
お待ちしてます。


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